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弦の種類
弦の素材について
ガット弦
- 弦は古くから、ガット(羊の腸)を用いたものが使われてきた。
- 温かい豊かな音色が特徴だが、反面、弦を張ってからチューニングが安定するまでに時間がかかる(弦のそのものが伸びる関係で)、湿度や温度の影響を受けやすい、といった使いにくさがある。
- それでも、最近はピラストロ社のパッシオーネ(ヴァイオリンなど)など新製品が発売されている。
スチール弦
- 一方、 年に登場したスチール弦は芯に金属を用いたもの。安定性がたかく、耐久性があると言われる。
- 音色は明るめ、価格も入手しやすい。各メーカーから多種類の弦が発売されている。
- スチール弦は安定性が高く、比較的安価。クリアで明るい音色が特徴だ。
- ひと言でスチールといっても、クロムスチール、ゴールドスチール、カーボンスチール、スパイラルスチールコアなど、各メーカーとも様々な工夫を凝らした素材を使っている。
ナイロン弦(合成繊維)
- 衣服に使われる合成繊維も楽器用に使われている。
- 代表的な合成繊維の商品名をとって「ナイロン弦」とも言われているが、最近は多様な素材から作られることが多い。ガット弦に比べて、安定するまでの時間が短い、という利点があり、しかも金属弦に比べればガット弦に近い音色も得られるので、各社、新製品開発にしのぎを削っている。
定期編(コマ位置など) |
●楽器編【1】 |
弦の交換の目安 |