vol.49 2012年11月2日発売
急に秋が深まってきました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
芸術の秋、食欲の秋……
この季節を楽しみたいものです。
今回の特集は
「イタリア・バロックの世界」です。
バロックといえば、
地域による潮流がありますが、
今回はイタリア。
イタリアのバロック音楽について、
磯山雅の解説で紹介します。
そして、イタリア・バロックをいえば
アントニオ・ヴィヴァルディ。
そのゆかりの地、ヴェネツィアに
彼の幻影を求めます。
代表作《四季》について、
第一楽章「春」の演奏技法、
名盤紹介などをお送りします。
他に演奏家たちの
イタリア・バロックに関する思い
などもお伝えします。
もうひとつの特集は
「イタリアン・ヴァイオリン」。
ストラディヴァリが活躍したクレモナを訪ね、
国際的な弦楽器の見本市
「クレモナ・モンドムジカ」と
3年に一回開催される
「国際トリエンナーレ弦楽器製作コンクール」
を紹介します。
ほかに、クレモナにほど近いパルマを訪れ、
現代の名工を紹介します。
特別企画の
「ローデリヒ・ペゾルト/ヴァイオリン弓」、
ドイツの名門弦楽器メーカーの同社のヴァイオリン弓を
岡部磨知の試奏でリポートします。
2万円台から50万円台までの総勢9本です。
巻頭インタビューでは、エリザベート王妃国際コンクール第2位のヴァイオリニストの成田達輝、つい先頃、日本フィルの正指揮者に就任した山田和樹、ベルギーで活躍するヴァイオリニストのミヒャエル・グートマンが登場します。
また、久しぶりに巻頭インタビューにヴァイオリン製作者が登場。
巨匠、レナート・スクロラヴェッツァが生きてきた長い道のりを語ります。
スペシャルてい談は、新感覚・音楽劇『 Cross Road』をめぐって藤沢 文翁、山寺 宏一、土屋 雄作の3人です。
Artist Close-Upの第7弾はバロック・古典派に造詣の深いチェリストの鈴木秀美です。
コントラバス奏者が登場する「低音ジャーナル」では、ウィーンを中心に活動している須崎昌枝のインタビューと、演奏家が開発した新しいテールピースを掲載しました。
「ストラディヴァリウス」は、1679年の、ヘリエ(ヴァイオリン)です。個性的なこの楽器の魅力に触れてみてください。
演奏ノウハウについて、発展編に入った「ヴィオラをはじめよう!!」。
読売日本交響楽団のソロ・ヴィオラ、鈴木康浩のアドバイスをご一読ください。
好評のヴァイオリンの柏木真樹と遠藤記代子の連載も第2期に入っています。
今号から、特別企画としてフランスの演奏家による「演奏家のための緊張しない本番の迎え方」を短期連載します。
ニューヨーク・フィルのアーカイヴは、バースタインによるワーグナーを取り上げます。バーンスタインの濃密な世界の秘密をどうぞ。
楽譜ページは、今号は4曲。
NHK『新日本紀行』のテーマ(弦楽四重奏+コントラバス版)は、昭和と故郷を思い出す名曲です。
特集関連企画では、ヴィヴァルディの《四季》から「秋」の第三楽章(弦楽トリオ版)。
ヴァイオリン二重奏版は、モーツァルトの「アレルヤ」です。楽しく弾いてみてください。
もう1曲は、大ヒットの映画の『るろうに剣心』より「飛天」です。弦楽四重奏でイマジネーションをひろげてください。
抽選で当たるプレゼント、今回はコチラです。
是非、書店・楽譜店でご覧ください。
【お詫びと訂正】
サラサーテVol.48にて誤りがありました。詳細は、コチラで。お詫びして訂正いたします。
特集 イタリア・バロックの世界
ルネサンスからバロックへ移りゆく16〜7世紀のイタリア。そこには小さな国が分立しながらも芸術を育み、音楽を愛する土壌がありました。
- 宗教曲からオペラ、そして協奏曲へ。
- ヴィヴァルディをはじめ、煌めく時代を生きたイタリアのバロック期の作曲家たちとその音楽世界を探求します。
- 海に浮かぶ音楽の都・ヴェネツィアを訪ねた紀行、佐藤俊介、若松夏美、木野雅之らが語ります。
- 《四季》をめぐる話題も満載です。
特集 イタリアン・ヴァイオリン
北イタリア、弦楽器の街、クレモナとパルマ。かつてストラディヴァリが活躍し、現在もその後継者たちが生きるクレモナと、イタリア近代弦楽器製作復興を担ったパルマを取材しました。
- クレモナでは、世界有数の弦楽器の展示会・モンドムジカ、パルマではスクロラヴェッツァ&ザンレの工房を訪ねました。
- また、クレモナで3年に1回開催される「国際トリエンナーレ弦楽器製作コンクール」の授賞式の様子も紹介します。
特別企画「「ローデリヒ・ペゾルト/ヴァイオリン弓」
- ドイツの名門弦楽器メーカーの同社のヴァイオリン弓を岡部磨知の試奏でリポートします。
- 2万円台から50万円台まで総勢9本です。
- 本誌45号では楽器を紹介、今回はヴァイオリン弓のリポートです。
- グレードアップやセカンド・ボウの購入の参考にしてみてください。
Artist Close-Up 7 「チェリスト・鈴木秀美」
- Artist Close-Upの第7弾は、チェリストの鈴木秀美です。
- ガット・カフェ、オーケストラ・リベラ・クラシカで活躍する鈴木秀美。
- 彼の思いなどをお届けします。
◎トピックス
ワルター・バリリの自著、日本語版発売
ドレクスキップ、北欧音楽祭に参加
ストラディヴァリウス コンサート開催!
映画「チキンとプラム」
映画「るろうに剣心」を弾くヴァイオリニスト
Concert Report・by "Sarasate"
◎話題
演奏家のための緊張しない本番の迎え方
冨田勲 イーハトーブ交響曲
◎復興、日本&東北
日本国内外のactivityを紹介
◎連載 好評の連載、とその続編の<新連載>です。
〈連載〉ヴィオラを始めよう!!
ヴィオラの魅力、アンサンブルの魅力 鈴木康浩
ベートーヴェン、ブルックナー、ベルリオーズ
〈好評連載〉
2011年から始まった新企画、好評をいただいております。
●ニューヨーク・フィル アーカイヴを読む!
●基礎からのヴァイオリン習得術「リズム・拍・テンポ」(3)
●遠藤記代子の 実践! 小品でマスターするヴァイオリン技術
「練習帖の作り方・使い方【3】」
●探訪! ストラディヴァリウスの遺産 【1679 ヘリエ(ヴァイオリン)】
cafe du 室内楽
●ツェムリンスキー弦楽四重奏団
ヴィオラ缶
●青木 篤子 インタビュー
倶楽部チェロ
●東京交響楽団首席・西谷牧人
低音ジャーナル
●インタビュー:須崎昌枝
●ゾーラン・マルコヴィッチのテールピース
●グスタフのBASSモノCDぶらり旅/
●Bass Q?→A! HYPER 弓づけの極意
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
アマチュアオーケストラを訪ねて
●多摩ユースオーケストラ
連載エッセイ
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
●池松宏のfromNZ コントラバス弾きの音楽旅♪
●弦楽器工房を訪ねて
●JASTA TODAY
●News
●READER'S ROOM
●読者プレゼント
●アマチュアオーケストラ公演情報
●Topics
巻末楽譜
◎ NHK「新日本紀行」
冨田 勲/作曲
松原 幸広/編曲
弦楽合奏版
◎「アレルヤ」
W,A,モーツァルト/作曲
松原 幸広/編曲
Vn二重奏版
◎《四季》より「秋」
A.ヴィヴァルディ/作曲
松原 幸広/編曲
弦楽トリオ版
◎「るろうに剣心」より「飛天」
佐藤 直紀/作曲
松原 幸広/編曲
弦楽四重奏版
vol.50(2012年12月29日発売) |
2012年 |
vol.48(2012年9月1日発売) |