vol.50 2012年12月29日発売

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今年の冬は、特別寒い感じがしますね。
しかし、暖かい部屋の中で
楽器を弾いて、好きな音楽を聴く……。
この季節の楽しみ方のひとつでしょう。

一つは、「日本のオーケストラを聴こう」。
日本のプロ・オーケストラを応援しよう、
という企画で、
まずは関東圏の楽団を紹介します。
コンサートマスターをはじめ、
各団体から弦楽器の
首席奏者に話を聞きました。
多忙かつ充実した日々を送る
第一線で活躍する
演奏家の言葉には、重みがあります。
また、プロ・オーケストラの
1日をリポートします。
普段は入ることのできない、
日本フィルハーモニー交響楽団の
定期演奏会に密着した企画です。
細かいノウハウやそこで働く
プロフェッショナルな人々も垣間見えます。

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もう一つ、本誌の名前の由来となった
作曲家サラサーテを特集します。
名曲「ツィゴイネルワイゼン」の
演奏法、名盤、その人となりなどを紹介します。
スペイン音楽の第一人者の濱田滋郎の解説、
演奏法は東京フィルハーモニー交響楽団の
コンサートマスター三浦章広の解説で。

特別企画の「ローデリヒ・ペゾルト/チェロ弓」、
ドイツの名門弦楽器メーカーの
同社のヴァイオリン弓をMarikoの試奏でリポートします。
3万円台から70万円台までの総勢9本です。

 
 
 
 
 
 

巻頭インタビューでは、先頃、東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞を受賞したチェロの山崎伸子、国際的に活躍するヴァイオリニストの渡辺玲子が登場します。

Artist Close-Up の第8弾はハーバード大学を卒業し、プロフェッショナルな演奏家としてはばたきつつある五嶋龍。なお一層の活躍が期待されます。

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「ストラディヴァリウスの遺産」は、1711年の、マーラ(チェロ)です。個性的なこの楽器の魅力に触れてみてください。

演奏ノウハウについて、発展編に入った「ヴィオラをはじめよう!!」。読売日本交響楽団のソロ・ヴィオラ、鈴木康浩のアドバイスをご一読ください。好評のヴァイオリンの柏木真樹と遠藤記代子の連載も第2期に入っています。前号からの特別企画、フランスの演奏家による「演奏家のための緊張しない本番の迎え方」も始動しました。

ニューヨーク・フィルのアーカイヴは、バースタインによるベートーヴェン交響楽団第5番「運命」を取り上げます。バーンスタインの濃密な世界の秘密をどうぞ。

楽譜ページは、今号は4曲。
NHK『歴史秘話ヒストリア』のテーマ(弦楽四重奏+コントラバス版)は、雄大な曲想です。
ヴァイオリン二重奏版は、J.シュトラウスI世の「ラデツキー行進曲」です。お正月に限らず、楽しく弾いてみてください。聴くとどこか、懐かしい、「スカボロー・フェア」は、チェロとヴァイオリンの二重奏です。
もう1曲は、NHKテレビの連続ドラマ『純と愛』のテーマ曲「いちばん近くに」です。ヴァイオリンで弾いてみてください。

今号は、第50号記念で読者プレゼントを充実させました。各社から提供いただきました、ヴァイオリン、ケース、きれいな小物などが並びます。かラーページをご覧いただき、どしどし応募してください。

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是非、書店・楽譜店でご覧ください。

 
 
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特集 日本のオーケストラを聴こう

最近、進境著しい、日本のプロ・オーケストラ。頑張っている彼らを応援しよう、という企画で、まずは関東圏の楽団を紹介します。

  • コンサートマスターをはじめ、各団体から弦楽器の首席奏者に話をききました。
  • 多忙かつ充実した日々を送る、第一線の演奏家の言葉には、重みがあります。
  • また、普段は入ることのできないプロ・オーケストラの1日をリポートします。
  • 日本フィルハーモニー交響楽団のバックステージに密着した企画です。細かいノウハウも垣間見えます。
  • この機会に、日本のオーケストラに興味を持っていただき、是非、コンサートにも出かけてみてください。
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特集 Buenos dias! サラサーテ!!

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本誌の名前の由来となった作曲家を特集します。名曲「ツィゴイネルワイゼン」の演奏法、名盤、その人となりなどを紹介します。

  • 作曲家の生涯をスペイン音楽の第一人者の浜田滋郎が解説、演奏法は東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスター三浦章広が指南します。
  • 弾いてみてはいかがでしょうか。
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
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カラー特別企画は「ローデリヒ・ペゾルト/チェロ弓」

  • ドイツの名門弦楽器メーカーの同社のチェロ弓をVanilla Mood のMarikoの試奏でリポートします。
  • 3万円台から70万円台まで総勢9本です。
  • 本誌49号での同社ヴァイオリン弓のリポートに続く第2弾です。
     
     
     
     
     
     
     
     
     

カラー特別企画2 駒と松脂。

  • フランスのベルナルデル松脂とオーベルト駒です。両者の伝統・原料などをご紹介します。
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カラー特別企画3 ベルリン・フィルの弦、特集の一部を復刻

さらに、本誌で大好評だったVol.7のベルリン・フィルの弦、特集の一部を復刻しました。早々に品切れとなった号の記事です。

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特別対談

前橋汀子へのインタビューは、「基礎からのヴァイオリン習得術」の著者、柏木真樹が担当しました。前橋の知る巨匠と音楽について、話を聞きます。

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Artist Close-Up 8 「ヴァイオリニスト 五嶋龍」

  • ハーバード大学を卒業、ソリストとして歩みはじめた五嶋に、これまでの歩み、これからの希望や夢をロングインタビューしました。
  • 五嶋龍の“今”にご注目ください。昔からの写真、大学の卒業式の写真なども。
     

◎アーティスト

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前橋 汀子/渡辺 玲子/アルディッティ弦楽四重奏団/山崎 伸子

◎トピックス

チーフタンズ with 新日本フィル
ストラディヴァリアツィオーネの潮流
弦楽器フェア&サテライトレポート
クリチャン・ハウゼ/いい夫婦の日
トリエンナーレの審査
映画『命のバイオリン』
Concert Report by "Sarasate"

◎話題

演奏家のための緊張しない本番の迎え方
関西楽器店巡り
弦楽器フェア

◎復興、日本&東北

日本国内外のactivityを紹介

◎連載 好評の連載、とその続編の<新連載>です。

〈連載〉ヴィオラを始めよう!!

 対旋律の楽しみ〜ブラームス 鈴木康浩

〈好評連載〉

2011年から始まった新企画、好評をいただいております。
●ニューヨーク・フィル アーカイヴを読む!
●基礎からのヴァイオリン習得術「リズム・拍・テンポ」(4)
●遠藤記代子の かっこいい!ヴァイオリン・ベーシック・スタディ(2)
「練習帖の作り方・使い方【4】」
●探訪! ストラディヴァリウスの遺産 【1711 マーラ(チェロ)】

cafe du 室内楽

●ツェムリンスキー弦楽四重奏団

ヴィオラ缶

●篠崎 友美  インタビュー

倶楽部チェロ

●仙台フィルハーモニー管弦楽団首席・三宅 進

低音ジャーナル

●インタビュー:吉田秀
●グスタフのBASSモノCDぶらり旅/
●Bass Q?→A! HYPER 弓づけの極意 
J.シュトラウスII世 喜歌劇「こうもり」序曲

アマチュアオーケストラを訪ねて

●電通オーケストラ

連載エッセイ

●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
●池松宏のfromNZ コントラバス弾きの音楽旅♪

●弦楽器工房を訪ねて
●JASTATODAY
●News
●READER'S ROOM
●読者プレゼント
●アマチュアオーケストラ公演情報
●Topics

巻末楽譜

◎ラデツキー行進曲
 J.シュトラウスI世/作曲 松原幸広/編曲 
 Vn二重奏版 

◎NHKテレビ『歴史秘話ヒストリア』テーマ曲
 梶浦由記/作曲 松原幸広/編曲
 弦楽四重奏+コントラバス版

◎「スカボロー・フェア」
 イングランド民謡 松原幸広/編曲
 ヴァイオリン+チェロ版 

◎「いちばん近くに」
 〜NHKテレビ『純と愛』テーマ曲
 新里英之・仲宗根泉/作曲 松原幸広/編曲
 ヴァイオリン+ピアノ版