【特集1】「コンサートマスターのお仕事」
オーケストラのリーダーであるコンサートマスターは、楽員と指揮者を繋ぐ要でもあります。いったいどんなことをしているのでしょうか?
プロからアマチュアまで、さまざまなコンサートマスターに話を聞きました。東京都交響楽団の矢部達哉は、22歳で今のポジションに入り20年以上を勤めてきました。大事なのは「楽員を信頼すること」と語ります。
アマチュアオーケストラでコンサートマスターを務める4人の方に集まっていただき、日本フィルのソロ・コンサートマスターの木野雅之に、彼らの悩みに実践的に対処する方法を教えてもらいました。
プロからアマチュアまで、さまざまなコンサートマスターに話を聞きました。東京都交響楽団の矢部達哉は、22歳で今のポジションに入り20年以上を勤めてきました。大事なのは「楽員を信頼すること」と語ります。
アマチュアオーケストラでコンサートマスターを務める4人の方に集まっていただき、日本フィルのソロ・コンサートマスターの木野雅之に、彼らの悩みに実践的に対処する方法を教えてもらいました。
シュターツカペレ・ドレスデン、ウィーン・フィルという世界の名門オーケストラのコンサートマスターにも話を聞いています。
そして、地方のオーケストラでコンサートマスターを務める若いふたり、日本センチュリー交響楽団の松浦奈々、仙台フィルの西本幸弘は新しい世代の考え方を示してくれます。
やはり若い神奈川フィルの崎谷直人には、ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲やブラームス:交響曲第1番などを代表例に、コンサートマスターのソロ演奏のコツを伺いました。そして、指揮者生活60年の長老、外山雄三は伝説のコンサートマスターたちの思い出を披露してくれました
やはり若い神奈川フィルの崎谷直人には、ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲やブラームス:交響曲第1番などを代表例に、コンサートマスターのソロ演奏のコツを伺いました。そして、指揮者生活60年の長老、外山雄三は伝説のコンサートマスターたちの思い出を披露してくれました
【特集2】「弓選びの第一歩」
ヴァイオリン本体同様、音や演奏を大きく左右する弓。だが、楽器本体ほどは注目されない。楽器本体をグレードアップしても、従来と同じ弓を使い続けている方もきっといるだろう。
“自分に合った弓”をどう見つけたらいいのか? 選び方の基礎中の基礎から、初心者の購買ゾーンである、4万円から30万円までの弓カタログを掲載。
“自分に合った弓”をどう見つけたらいいのか? 選び方の基礎中の基礎から、初心者の購買ゾーンである、4万円から30万円までの弓カタログを掲載。
さらに日本唯一の弓の専業メーカー、杉藤楽弓社の工場を、名古屋にまで訪ねた。
また、弓製作に情熱を傾ける、内外の個人製作者たちのインタビューも。
名匠・笹野光昭、サンドリーヌ・ラファン、甲斐幹久に登場してもらった。
カラー連載「モダン・イタリーの逸品/特別編」
今回は特別編として、オールド楽器の至宝、グァルネリ・デル・ジェス(1728年製作)を紹介。
音はもちろん、フォルムや造作の美しさにも驚く。グァルネリの生涯を四つに分けて、それぞれの時期の製作楽器の特長も解説する。
音はもちろん、フォルムや造作の美しさにも驚く。グァルネリの生涯を四つに分けて、それぞれの時期の製作楽器の特長も解説する。
カラーSTAGE PICK UP
クリスティアン・ティーレマン指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
第67号で「実際に手に取ることのできる楽器」として紹介した“モダン・イタリー”。
2016年11月18日から23日まで、「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」がサントリーホールで開催された。
室内楽や女優イザベル・カラヤンの一人芝居もあったが、メインはやはりシュターツカペレ・ドレスデンのコンサートだった。
12/13年シーズンから、同オーケストラの芸術監督を務めるクリスティアン・ティーレマンの手によって、“ドイツの古豪”が復活していた!
2016年11月18日から23日まで、「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」がサントリーホールで開催された。
室内楽や女優イザベル・カラヤンの一人芝居もあったが、メインはやはりシュターツカペレ・ドレスデンのコンサートだった。
12/13年シーズンから、同オーケストラの芸術監督を務めるクリスティアン・ティーレマンの手によって、“ドイツの古豪”が復活していた!
第6回チェロ・ビエンナーレ・アムステルダム
オランダ・アムステルダムで2016年10月20日から29日にかけて「第6回チェロ・ビエンナーレ・アムステルダム」が開催された。
アントニオ・メネセス、ジャン=ギアン・ケラス、ベルリン・フィル12人のチェリスト、2CELLOSら世界的チェリストに、アムステルダム音楽院の学生オーケストラも加わって、約70公演、のべ2万8000人が会場に詰めかけた。
アントニオ・メネセス、ジャン=ギアン・ケラス、ベルリン・フィル12人のチェリスト、2CELLOSら世界的チェリストに、アムステルダム音楽院の学生オーケストラも加わって、約70公演、のべ2万8000人が会場に詰めかけた。
アーティストインタビュー
最初に登場するのは、チョン・キョンファ。5年にわたる故障休養から2010年に復活して度々来日。2017年1月下旬には、いよいよ満を持して、ヴァイオリニストにとっての旧約聖書、J・S・バッハの無伴奏ソナタとパルティータの全曲演奏を披露する。“40年越しの悲願”を成就させた彼女に、韓国で話を聞いた。
彩の国さいたま芸術劇場で3年間のシリーズ企画「佐藤俊介の現在(いま)」が2月11日に最終回を迎える。ロレンツォ・コッポラ(クラリネット)と小菅優(ピアノ)をゲストに迎え、ミヨー、ベルク、ストラヴィンスキーなど、20世紀初頭のレパートリーに挑む理由を語ってくれた。
古楽界の重鎮チェリストであり、オーケストラ・リベラ・クラシカの音楽監督であり、昨今モダンオーケストラへの客演も多い指揮者、鈴木秀美にハイドン演奏の極意を明かしてもらった。
彩の国さいたま芸術劇場で3年間のシリーズ企画「佐藤俊介の現在(いま)」が2月11日に最終回を迎える。ロレンツォ・コッポラ(クラリネット)と小菅優(ピアノ)をゲストに迎え、ミヨー、ベルク、ストラヴィンスキーなど、20世紀初頭のレパートリーに挑む理由を語ってくれた。
古楽界の重鎮チェリストであり、オーケストラ・リベラ・クラシカの音楽監督であり、昨今モダンオーケストラへの客演も多い指揮者、鈴木秀美にハイドン演奏の極意を明かしてもらった。
♪レポート
■弦楽器フェア2016
11月3日〜5日に東京・科学技術館で開催された弦楽器フェア2016。
本誌もブースを出展しましたが、多くのアーティストが来場・演奏、また様々な店が展示を行い、楽器・弓やその製作者たちが集いました。レポートを掲載。
11月3日〜5日に東京・科学技術館で開催された弦楽器フェア2016。
本誌もブースを出展しましたが、多くのアーティストが来場・演奏、また様々な店が展示を行い、楽器・弓やその製作者たちが集いました。レポートを掲載。
軽くて丈夫、人気の楽器ケース「スーパーライト」。
その製作工場を韓国まで取材に行ってきました。レポートを掲載。
その製作工場を韓国まで取材に行ってきました。レポートを掲載。
好評連載企画
●柏木真樹の好評連載
柏木真樹が読者モデルからの相談にお答えする「良い演奏のための処方箋」。
5回目の相談者は30代の男性。「弓の返しや、移弦をする時に音がずれてしまう」という悩みを解決に導く。
●「低音ジャーナル」
深澤功が九州交響楽団の首席コントラバス奏者在任30周年を記念してリサイタルを行う。コンサートにかける思いを聞いた。
前号からスタートしたリンツ・ブルックナー管弦楽団の森武大和による「歌劇場コントラバシスト演奏日記」。今号のテーマは「オーケストラピットでの歌劇《サロメ》な日々」。
●好評連載、黒川正三の「チェリストのための基礎講座」
今回は、フォーレの《エレジー》をテキストに「フィンガリングの考え方」について解説。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
今回はJ・S・バッハの《メヌエット》に挑戦。
弓の重心とは?
弦をかじるような音色とは??
陽子先生からのアドバイス入りの楽譜も掲載。
●TSUKEMEN「俺たちの音楽」の話
前号から2ページに拡大した同シリーズ。
今号はヴァイオリニストのKENTAが登場。
ヴァイオリンを始めた経緯や、TSUKEMEN命名にまつわる秘話など盛りだくさん。未公開写真も満載。
●遠藤紀代子の一筆エッセイ
初めて引き受けたアマチュアオーケストラの弦トレーナー。そこでの出来事を綴る。
●「倶楽部チェロ」
今号の倶楽部チェロはJ・S・バッハの無伴奏チェロ組曲のCDをリリースした中木健二、2015年のチャイコフスキー国際音楽コンクール覇者で11月に日本デビューを果たしたアンドレイ・イオニーツァ、2週連続でCDをリリースしたアリサ・ワイラースタイン。
豪華3本立て!
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」。
第8回は、ブラームスの交響曲第4番を取り上げる。
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
「“個性的な演奏”とは」の4回目。
今号では“音楽の流れ”を作り出す根源にについて紐解いていく。
●音楽大学に聞く
1907年創立の東京音楽大学。 弦楽器専攻主任の山口裕之教授に学生の雰囲気や、教育について、また同校特有のオーケストラスタディのシステムなどについて聞いた。
●「アマチュアオーケストラを訪ねて」
フランスの作家、サン=テグジュペリの代表作を団体名に掲げる、オーケストラ「☆の王子さま」を取材。
創設から22年。音楽にかける情熱と、団員同士のコミュニケーションを図る工夫が随所にみられるオーケストラ。
柏木真樹が読者モデルからの相談にお答えする「良い演奏のための処方箋」。
5回目の相談者は30代の男性。「弓の返しや、移弦をする時に音がずれてしまう」という悩みを解決に導く。
●「低音ジャーナル」
前号からスタートしたリンツ・ブルックナー管弦楽団の森武大和による「歌劇場コントラバシスト演奏日記」。今号のテーマは「オーケストラピットでの歌劇《サロメ》な日々」。
●好評連載、黒川正三の「チェリストのための基礎講座」
今回は、フォーレの《エレジー》をテキストに「フィンガリングの考え方」について解説。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
弓の重心とは?
弦をかじるような音色とは??
陽子先生からのアドバイス入りの楽譜も掲載。
●TSUKEMEN「俺たちの音楽」の話
前号から2ページに拡大した同シリーズ。
今号はヴァイオリニストのKENTAが登場。
ヴァイオリンを始めた経緯や、TSUKEMEN命名にまつわる秘話など盛りだくさん。未公開写真も満載。
●遠藤紀代子の一筆エッセイ
初めて引き受けたアマチュアオーケストラの弦トレーナー。そこでの出来事を綴る。
●「倶楽部チェロ」
今号の倶楽部チェロはJ・S・バッハの無伴奏チェロ組曲のCDをリリースした中木健二、2015年のチャイコフスキー国際音楽コンクール覇者で11月に日本デビューを果たしたアンドレイ・イオニーツァ、2週連続でCDをリリースしたアリサ・ワイラースタイン。
豪華3本立て!
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」。
第8回は、ブラームスの交響曲第4番を取り上げる。
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
「“個性的な演奏”とは」の4回目。
今号では“音楽の流れ”を作り出す根源にについて紐解いていく。
●音楽大学に聞く
1907年創立の東京音楽大学。 弦楽器専攻主任の山口裕之教授に学生の雰囲気や、教育について、また同校特有のオーケストラスタディのシステムなどについて聞いた。
●「アマチュアオーケストラを訪ねて」
フランスの作家、サン=テグジュペリの代表作を団体名に掲げる、オーケストラ「☆の王子さま」を取材。
創設から22年。音楽にかける情熱と、団員同士のコミュニケーションを図る工夫が随所にみられるオーケストラ。
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
川畠独自の目線で、ヴァイオリニストが持つ固有の“音”について綴る。
●ヴィオロニステ♪
中島 麻がスペイン・ギターの英雄、リカルド・ガレンと共演する。リカルドとの出会いや、リサイタルに込められた思いなどを聞いた。
川畠独自の目線で、ヴァイオリニストが持つ固有の“音”について綴る。
●ヴィオロニステ♪
中島 麻がスペイン・ギターの英雄、リカルド・ガレンと共演する。リカルドとの出会いや、リサイタルに込められた思いなどを聞いた。
巻末楽譜
今号は、シューベルトの歌曲《冬の旅》より第1曲「おやすみ」と、リムスキー=コルサコフの交響曲《シェエラザード》より第3楽章「若き王子と若き王女」の2曲。
読者プレゼント
今号は新しい年明けにピッタリのプレゼントを用意しました。
日本では入手困難な、ザルツブルク復活祭音楽祭2017年プログラムを3名様に。
AIRBUSの飛行機を模ったUSBメモリを1名様に。
スーパーライトのロゴがプリントされた楽器クロスを2名様に。
アルシェの松脂、ソプラノ、アルト、テノールを各1名様に。
広上淳一指揮・日本フィルハーモニー交響楽団のオリジナルCDを1名様にプレゼントいたします。
※74号の綴じ込みはがきにてご応募ください。お待ちしております。
★★『サラサーテ』74号、是非、書店・楽譜店でご覧ください。★★
日本では入手困難な、ザルツブルク復活祭音楽祭2017年プログラムを3名様に。
AIRBUSの飛行機を模ったUSBメモリを1名様に。
スーパーライトのロゴがプリントされた楽器クロスを2名様に。
アルシェの松脂、ソプラノ、アルト、テノールを各1名様に。
広上淳一指揮・日本フィルハーモニー交響楽団のオリジナルCDを1名様にプレゼントいたします。
※74号の綴じ込みはがきにてご応募ください。お待ちしております。
★★『サラサーテ』74号、是非、書店・楽譜店でご覧ください。★★