vol.47 2012年7月2日発売
新緑の季節はあっという間に過ぎて、
{&size(16)梅雨、そして間もなく夏ですね。};
湿気に負けず、楽しく楽器を弾いたり、
音楽を楽しみましょう。
今号の特集は、「ピッツィカート」です。
「弦楽器の表現技術・2」として、
Vol.47に掲載した「悪夢のトリル」
に続く企画です。
ピッツィカートはただ指ではじくこと、
と思いがちですが、そこにスポットを当て、
美しい響きを探求します。
ヴァイオリン、チェロ、コントラバス。
それぞれプロ演奏家の方にお話をうかがい、
そのコツなどをお伝えします。
「ピッツィカートは
きちんレッスンを受けたことがない」
という人が案外、多いようです。
是非、ご一読ください。
さて、もうひとつの特集は、
「ロシア音楽の真髄」です。
今年5月の
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012」
では、ロシア音楽が特集されました。
この音楽祭をめぐるレポート、
インタビューで構成しています。
ほかにチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」を
ベテラン中のベテランが語ります。
ロシア音楽のルーツとなった
民族楽器についてもお読みください。
ほかに、2つの新製品についての特別企画を掲載しました。
第1弾は「ヤマハ/カーボン弓YBN100シリーズ」
第2弾は「弦探訪/ピラストロ・エヴァ・ピラッツィ・ゴールド」
ヤマハのカーボン弓では開発秘話とヴァイオリニストの松田理奈のコメント、
エヴァ・ピラッツィ・ゴールドでは、ヴァイオリニストの松本蘭、
ミッシェル・グートマンの使用感レポート、
国内での店頭情報などをお伝えします。
インタビューでは、ヴァイオリニストの佐藤俊介、NAOTOらが登場、
チェロ関係では、読売日本交響楽団の松葉春樹とソロで活躍するガブリエル・リプキンの対談が興味深いものです。
ほかに、カルミナ四重奏団弦楽四重奏団、ヴィルデ・フラングなど
注目の実力派アーティストなどのインタビュー、新譜にまつわる話などもお楽しみください。
「ストラディヴァリウス」は、ヴィオラの「1734 サン・セノーシュ ギブソン」です。
ストラディヴァリが残した数少ないヴィオラの1本です。
演奏ノウハウについて、ヴァイオリンの柏木真樹と遠藤記代子の新連載が始まりました。
どちらも、これまでも好評いただいた連載。次の展開が楽しみです。
柏木連載は「リズム・拍・テンポ」、遠藤連載は「練習帖の作り方」です。
「ヴィオラを始めよう!!」は、今回はアマチュアオーケストラで活躍している奏者3人が登場、その楽器の楽しさを語ります。
ニューヨーク・フィルのアーカイブは、バースタインによるワーグナー、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲を取り上げます。
バーンスタイン、の濃密な解釈をひも解きます。
楽譜ページは、今号も5曲。
元気が出る曲!、は
映画『宇宙戦艦ヤマト』の音楽から「真赤なスカーフ」(弦楽四重奏版)です。
また、歌詞も印象的な、「feels like “HEAVEN”」(ヴァイオリン+ピアノ(+ギター)版)。
こちらは映画『リング』のテーマソング。夏にぴったりの曲、です。
特集関連企画で、「パパパの二重唱」〜歌劇『魔笛』から(ヴァイオリン2本+チェロ版)、随所にちりばめたピッツィカートを楽しんでください。
また、ロシアの愛唱歌「ポーリシュカ・ポーレ」(弦楽トリオ版)も、特集関連です。
ヴァイオリン合奏は、イングランド民謡の「ロンドン橋のうた」。今年は、オリンピックの年でもありますね。
抽選で当たる、プレゼント今回は、「エヴァ・ピラッツィ・ゴールド」弦、NAOTOのサイン入りDVDなどを用意しました。
是非、書店・楽譜店でご覧ください。
特集「魅惑のピッツィカート」。弦楽器の表現技術・2
今号の特集は、ピッツィカートです。
「弦楽器の表現技術・2」として、Vol.45の「悪夢のトリル」に続く企画です。
ピッツィカートは、ただ指ではじくことで終わってしまいがちですが、正しい演奏法があるはずです。
ヴァイオリン、チェロ、コントラバス。それぞれプロ演奏家の方にお話をうかがい、そのコツなどをお伝えします。
- 今回は、技術編として、ヴァイオリンの三浦章宏、チェロの丸山泰雄、コントラバスの高山智仁ら、第一線で活躍する奏者が奏法の基礎を伝授します。
- オーケストラにおけるピッツィカートにまつわる話を、コンサートマスターの木野雅之、指揮者の金聖響が語ります。
特集「ロシア音楽の真髄」
もうひとつの特集は、ロシア音楽です。
- 今年5月の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012」では、ロシア音楽が特集されました。
- この音楽祭をめぐるレポート、インタビューで構成、
- この音楽祭でも演奏されたチャイコフスキー「弦楽セレナーデ」の話題について語ります。
- ロシアの民族楽器と奏者にも迫ります。#br
特集「ヤマハ/カーボン弓YBN100」
特集の三つ目は、昨年の「弦楽器フェア」で発表、展示ブースに黒山の人だかりができた、ヤマハのカーボン弓YBN100にスポットを当てました。
- 開発にまつわる秘話、方針を掲載。製造プロセスの一部も見ることができます。
- 重さとバランスが、それぞれ違う機種を弾いてみての印象をヴァイオリニスト松田理奈が語ります。
特集「弦探訪/ピラストロ・エヴァ・ピラッツィ・ゴールド」
継続してきた、弦特集。今回から「弦探訪」とタイトルをつけました。
- ドイツの名門、ピラストロ社が開発、この春に発売された新しい弦「エヴァ・ピラッツィ・ゴールド」を紹介します。
- 実際に、ヴァイオリニストの松本蘭、ミッシェル・グートマンの2人に弦を試していただきました。
- さらに、国内での店頭情報などをお伝えします。
- ボーナス時期、新製品を試す前に、ご一読を。
Artist Close-Up 5 「音楽の新時代を生きるチェリスト ジャン=ギアン・ケラス」
- Artist Close-Upの第5弾は、チェリストのジャン=ギアン・ケラスが登場します。
- 世界的に高い評価を受け、日本でも人気のアーティストにお話をうかがいました。
- 若い頃の彼のエピソードも掲載しています。
◎トピックス
北京からの風
ギトリス90歳記念コンサート-2 (画像047GM.JPG)
別府アルゲリッチ音楽祭
関西弦楽器製作者協会
日本バイオリン製作研究会
Concert Report・by "Sarasate"
◎復興、日本&東北
日本国内外のactivityを紹介
◎連載 好評の連載、とその続編の<新連載>です。
〈新連載〉
●基礎からのヴァイオリン習得術「リズム・拍・テンポ」(1)
●遠藤記代子の 実践! 小品でマスターするヴァイオリン技術
「練習帖の作り方・使い方【1】」
〈好評連載〉
●ニューヨーク・フィル アーカイヴを読む!
●探訪! ストラディヴァリウスの遺産 1734 サン・セノーシュ ギブソン(ヴィオラ)
cafe du 室内楽
●モディリアーニ弦楽四重奏団
ヴィオラ缶
●大島亮インタビュー/ヴィオラスペース2012/東京国際ヴィオラコンクール
倶楽部チェロ
●鈴木ライナー龍一/海野幹雄
●第4回ビバホール国際チェロコンクール/八十嶋龍三「メモリアルコンサート」.
●黒川正三のチェリストのための基礎講座
低音ジャーナル
●P.ポワンシュヴァル
●便利グッズ・弓ケース
●グスタフのBASSモノCDぶらり旅/
●Bass Q?→A! HYPER 弓づけの極意
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」終楽章の最後
連載エッセイ
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
●弦楽器工房を訪ねて
●JASTA TODAY
●News
●READER'S ROOM
●読者プレゼント
●アマチュアオーケストラ公演情報
●Topics
巻末楽譜
◎パパパの二重唱 歌劇『魔笛』より
W.A.モーツァルト/作曲
松原幸広/編曲
ヴァイオリン2本+チェロ版
◎「真赤なスカーフ」映画『宇宙戦艦ヤマト』より
宮川泰/作曲
松原幸広/編曲
弦楽四重奏版
◎「ポーリシュカ・ポーレ」
レフ・クニッペル/作曲
松原幸広/編曲
弦楽トリオ版
◎「ロンドン橋のうた」
イングランド民謡
松原幸広/編曲
ヴァイオリン3重奏版
◎「feels like “HEAVEN”」 映画『リング』より
平田知昌、大坪弘人/作曲
松原幸広/編曲
ヴァイオリン+ピアノ(+ギター)版
vol.48(2012年9月1日発売) |
2012年 |
vol.46(2012年5月2日発売) |