2019年12月号【vol.91】（2019年11月2日発行）

　今号の表紙とArtist Close-upを飾るのはチェリストで作曲家の竹花加奈子です。
　竹花は、幼少の頃より名教師・井上頼豊からチェロを学び、バルセロナとプラードで研鑽を積みました。
　また、彫金作家として世界的に活躍する母・竹花万貴の影響で、一流の伝統工芸作品をはじめとした美術品に触れて育ったことで、日本や西洋芸術に対する敬愛を引き継ぎました。
　そうした影響は、自身の演奏活動、オリジナル作品にも大きな影響を与えています。
　和装でも演奏する竹花らしく、表紙は生前交流があったという染色家・久保田一竹の友禅作品「宝づくし」で登場です。来年4月にリリースするアルバムJAPONISM III〜音絵巻「源氏物語」についてもたっぷり語ってくれました。

●特集：拡がるチェロの世界
　チェロの魅力、現在の情報や活躍中の人々、そして著名演奏家による名曲の誌上レッスンなど盛りだくさん。群馬交響楽団のチェロセクション、2019年ケースカタログ、若手チェリスト座談会（石井奏、岩崎弓夏、菅井瑛斗、山本栞路）、新倉瞳（愛のあいさつ）、宮田大（エルガー：Vc協奏曲）、水谷川優子（アローン）。そしてアンナー・ビルスマ追悼。

●充実の連載記事に加え、今号から読響コンサートマスターによる「長原幸太のオーケストラスタディ」がスタートします。
●読者プレゼントも充実。

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