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松脂は
- 弓、弦との組み合わせ、さらには弾き方のスタイルなどいろいろな要素があるので一概に言うことはできないが、主に粘度の違いによって特性が変わってくる。
- サラサラタイプのものは音が緻密になるが、弦への引っかかりがやや物足りない。
- これに対して、粘度の高いものは引っかかりは良いが、音がやや荒れてしまう傾向がある。粉が出にくく、減りにくいと言われる。
楽器別のポイント
- ヴァイオリンやヴィオラ奏者はサラサラタイプを好む傾向があるが、引っかかりの物足りなさを補うために、最初に粘度の高いものを軽く塗り、その上からサラサラタイプを塗るなど、2種類の松脂を使用する人もいる。
- 一方、チェロやコントラバス奏者は発音を気にするためか、粘度の高いものを使用する場合が多い。こちらも2種類塗る人もいるようだ。
- 特にコントラバス奏者の場合、季節によって使い分けをする人もいる。
購入時の注意点
- 松脂は、ショップへ行くとどれを選べばよいのかわからないほど種類が豊富で、新製品も多い。
- 周りに自分が使っているものと異なるタイプを使っている人がいれば借りて試すのも手だ。
- 音の好み、弾き方のスタイルを含めてショップで相談してみよう。
- 最近はデザインの美しい木製のケース入りの製品も出ているので、自分好みの松脂を入れておくのも楽しい。
- 初心者は松脂をつけすぎる傾向があるので、注意が必要。必要最小限にして弾き終わったらすぐに楽器を拭くようにしよう。(Vol.13 p80参照)
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