2020年6月号【vol.94】(2020年5月2日発行)
●表紙&Artist Close-up イツァーク・パールマン
今号は特別企画、本誌独占インタビューで、2020年10〜11月に「最後の来日公演」を行う予定のイツァーク・パールマンの現地取材と紹介です。
彼はイスラエル生まれのポーランド系ユダヤ人。4歳の時に小児麻痺にかかり、車椅子での不自由な生活を余儀なくされながら、幼くしてヴァイオリンの才能を発揮、アメリカに留学してジュリアード音楽院で学びました。
1964年に当時アメリカを代表するコンクールだったレーヴェントリット国際コンクールで最年少優勝。全米で広く活躍します。67年にはヨーロッパ主要都市でもデビューを飾り、以後、世界的ヴァイオリニストとして、現代にいたるまで第一線で活躍しています。
98年からは母校ジュリアード音楽院教授として多くの新しい才能を育てています。アメリカを代表するアーティストで、歴代大統領より顕彰されホワイトハウスでたびたび演奏、オバマ大統領就任式でもヴァイオリンを弾きました。
その彼ですが、今年満75歳になるのを節目に来日公演を終えるという。車椅子での海外への移動は高齢になってますます不自由なのが主たる理由。アメリカでの演奏は続けるという。あくまで正統派を貫き、万人に愛されたイツァーク・パールマンのヴァイオリン人生を振り返ります。
今号は特別企画、本誌独占インタビューで、2020年10〜11月に「最後の来日公演」を行う予定のイツァーク・パールマンの現地取材と紹介です。
彼はイスラエル生まれのポーランド系ユダヤ人。4歳の時に小児麻痺にかかり、車椅子での不自由な生活を余儀なくされながら、幼くしてヴァイオリンの才能を発揮、アメリカに留学してジュリアード音楽院で学びました。
1964年に当時アメリカを代表するコンクールだったレーヴェントリット国際コンクールで最年少優勝。全米で広く活躍します。67年にはヨーロッパ主要都市でもデビューを飾り、以後、世界的ヴァイオリニストとして、現代にいたるまで第一線で活躍しています。
98年からは母校ジュリアード音楽院教授として多くの新しい才能を育てています。アメリカを代表するアーティストで、歴代大統領より顕彰されホワイトハウスでたびたび演奏、オバマ大統領就任式でもヴァイオリンを弾きました。
その彼ですが、今年満75歳になるのを節目に来日公演を終えるという。車椅子での海外への移動は高齢になってますます不自由なのが主たる理由。アメリカでの演奏は続けるという。あくまで正統派を貫き、万人に愛されたイツァーク・パールマンのヴァイオリン人生を振り返ります。
【特集】暗譜のテクニック
プロであれアマチュアであれ、レベルの違いはあっても、“暗譜”は常についてまわる問題です。「うろ覚えなら楽譜を見た方がいい」というのは紛れもない真実だし、「暗譜をした方がが演奏に集中できる」というのも事実です。
まずは本誌で連載「ヴァイオリン習得術革命」を持ち、92号で「暗譜のワナ」を説いた柏木真樹には、あらためて「暗譜の功罪」を分析し、暗譜に挑む際の前提条件を示してもらいました。
そのうえで、弦楽器奏者を含むさまざまなジャンルの音楽家に、暗譜に対する考え方と、それぞれの対処法をうかがいました。登場するのは、大谷康子(ヴァイオリニスト)、小林沙羅(ソプラノ歌手)、渡辺香津美(ギタリスト)、古典四重奏団のチェロ奏者田崎瑞博、横浜シンフォニエッタのヴァイオリン奏者長岡聡季、指揮者の沼尻竜典です。各人各様の暗譜術が興味深いところです。
さらに本誌でおなじみの執筆陣、音楽教室代表、ソルフェージュ指導に定評のあるピアノ講師の方々には、暗譜の克服法、具体的な実践方法を、それぞれの視点から具体的に解説してもらいました。
各自がそれぞれに、自分の暗譜に対するスタンスをものにしてください。
まずは本誌で連載「ヴァイオリン習得術革命」を持ち、92号で「暗譜のワナ」を説いた柏木真樹には、あらためて「暗譜の功罪」を分析し、暗譜に挑む際の前提条件を示してもらいました。
そのうえで、弦楽器奏者を含むさまざまなジャンルの音楽家に、暗譜に対する考え方と、それぞれの対処法をうかがいました。登場するのは、大谷康子(ヴァイオリニスト)、小林沙羅(ソプラノ歌手)、渡辺香津美(ギタリスト)、古典四重奏団のチェロ奏者田崎瑞博、横浜シンフォニエッタのヴァイオリン奏者長岡聡季、指揮者の沼尻竜典です。各人各様の暗譜術が興味深いところです。
さらに本誌でおなじみの執筆陣、音楽教室代表、ソルフェージュ指導に定評のあるピアノ講師の方々には、暗譜の克服法、具体的な実践方法を、それぞれの視点から具体的に解説してもらいました。
各自がそれぞれに、自分の暗譜に対するスタンスをものにしてください。
[特別企画]春だから、ヴィオラを弾こう
通常の春であれば、何か新しいことを始める気持ちになるものですが、コロナのおかげですべてが自粛、物事に積極的になれない状況が蔓延してしまっていますね。でもあえて、そんな時だから、新しい楽器にチャレンジしてみませんか。
そこで本誌が提案したいのはヴィオラです。ヴァイオリンの経験者はもちろん、あえて初心者でも特に大人の方ならヴィオラの方が組みし易し。音色もとても魅力的だし、アンサンブルで内声を支える方が向いている性格の人もきっと多いはず。「ステイホーム」を逆手に取って、ヴィオラにチャレンジしてみましょう。
本企画では、お手頃に手に入る数十万円台のヴィオラ8本の特徴を解説。実はヴァイオリン以上に大きさが千差万別のヴィオラの購入ポイントを具体的に解説します。もちろん不可欠なヴィオラ弓カタログ(5本)と選び方も掲載。楽器と弓を手に入れたら、ヴィオラマスターのファーストステップ、「ハ音記号」練習へと進みましょう。
そこで本誌が提案したいのはヴィオラです。ヴァイオリンの経験者はもちろん、あえて初心者でも特に大人の方ならヴィオラの方が組みし易し。音色もとても魅力的だし、アンサンブルで内声を支える方が向いている性格の人もきっと多いはず。「ステイホーム」を逆手に取って、ヴィオラにチャレンジしてみましょう。
本企画では、お手頃に手に入る数十万円台のヴィオラ8本の特徴を解説。実はヴァイオリン以上に大きさが千差万別のヴィオラの購入ポイントを具体的に解説します。もちろん不可欠なヴィオラ弓カタログ(5本)と選び方も掲載。楽器と弓を手に入れたら、ヴィオラマスターのファーストステップ、「ハ音記号」練習へと進みましょう。
STAGE PICK UP
コロナウイルスの影響でほとんどすべてのコンサートが中止になる直前の2月20〜24日「サントリーホール スペシャルステージ2020」としてベートーヴェン生誕250周年記念のシリーズコンサートがサントリーホールの企画・主催で行われた。
「協奏曲」、「室内楽」、「リサイタル」とムターがそれぞれのジャンルのベートーヴェン作品を演奏し、加えてヴィヴァルディ《四季》とQ&Aの「公開マスタークラス」が行われた。
3年前にも同ホールでブラームス中心のシリーズコンサートを行った彼女だが、さらに円熟、まさに“われらの世代の巨匠”と呼ぶにふさわしい演奏を聴かせてくれた。
「協奏曲」、「室内楽」、「リサイタル」とムターがそれぞれのジャンルのベートーヴェン作品を演奏し、加えてヴィヴァルディ《四季》とQ&Aの「公開マスタークラス」が行われた。
3年前にも同ホールでブラームス中心のシリーズコンサートを行った彼女だが、さらに円熟、まさに“われらの世代の巨匠”と呼ぶにふさわしい演奏を聴かせてくれた。
フレンチ・ボウの名工 フランソワ・グザヴィエ・トゥルテ
今号より清水宏氏(ラルジュ ファイン ヴァイオリン)による連載は「フレンチ・ボウの名工」となります。
フランソワ・グザヴィエ・トゥルテ(1748〜1843)こそは、それまで数百年続いてきたバロック様式の弓を改良して、現代へと続く弓の様式を発明・確立した、楽弓製作史上、最も重要な人物です。
ブラジルのフェルナンブーコを材料として見出したのも彼ですし、フロッグとヘッドを同じ高さにし、また弓の反りを確立したのも彼です。弓毛の不安定さをなくすために金属製リングを発明、フロッグに金属のプレートをはめ込んで重量バランスを整えるなど、現在のカバードフロッグを当たり前にしたのも彼。ラッピングと呼ばれる巻きも彼の発案でした。
彼の製作した弓は、“弓のストラディヴァリウス”と呼ばれ、現代でも多くの名手に使われ、製作者の模範になっています。
フランソワ・グザヴィエ・トゥルテ(1748〜1843)こそは、それまで数百年続いてきたバロック様式の弓を改良して、現代へと続く弓の様式を発明・確立した、楽弓製作史上、最も重要な人物です。
ブラジルのフェルナンブーコを材料として見出したのも彼ですし、フロッグとヘッドを同じ高さにし、また弓の反りを確立したのも彼です。弓毛の不安定さをなくすために金属製リングを発明、フロッグに金属のプレートをはめ込んで重量バランスを整えるなど、現在のカバードフロッグを当たり前にしたのも彼。ラッピングと呼ばれる巻きも彼の発案でした。
彼の製作した弓は、“弓のストラディヴァリウス”と呼ばれ、現代でも多くの名手に使われ、製作者の模範になっています。
追悼 クシシュトフ・ペンデレツキ
《広島の犠牲者に捧げる哀歌》(1959-60)の作曲家としてよく知られ、日本の各オーケストラに、自作に限らず、指揮者として多く客演したクシシュトフ・ペンデレツキが、3月29日にポーランド・クラクフの自宅で死去しました。86歳でした。
《広島……》を何度も指揮し、2019年には《クレド》(1997-98)を名古屋フィルと日本初演した井上道義、ヴァイオリン協奏曲第2番《メタモルフォーゼン》(1992-95)を99年に日本初演し、さらに南米初演やヨーロッパで彼と共演した諏訪内晶子に、ペンデレツキとの思い出を聞きました。
《広島……》を何度も指揮し、2019年には《クレド》(1997-98)を名古屋フィルと日本初演した井上道義、ヴァイオリン協奏曲第2番《メタモルフォーゼン》(1992-95)を99年に日本初演し、さらに南米初演やヨーロッパで彼と共演した諏訪内晶子に、ペンデレツキとの思い出を聞きました。
アーティストインタビュー
彼女がどこでどのようにサイと出会い、そして協奏曲を委嘱することになったのか詳しく聞きました。彼女の何にでも積極的な姿勢は筋金入りで、スイスのクレズマー(ユダヤ音楽)バンドに参加したり、デパートに自分で企画書を持ち込んである女性服ブランドのコンサート用ドレスのデザインにもかかわるなど、日本のクラシック演奏家と思えぬ行動力には舌を巻きます。来年のデビュー15周年に向けての新たな仕掛けも明かしてくれました。
今までもオリジナルアルバムには1曲程度の自作のオリジナル曲を入れてきた彼女ですが、今回はナオト・インティライミとの共作2曲、春畑道哉(TUBE)作品のアコースティックヴァージョンと自作2曲が収められています。
もちろんクラシックヴァイオリニストとしての軸足に変わりはないと言い切る彼女ですが、デビュー10周年を通過して、宮本ならではの世界への新しい萌芽が感じられます。それぞれの楽曲が産み出された経緯を語ってくれました。
年に一度の「おけいこの会」(発表会)は今年40回目。その節目として3月29日に行われるはずだった43名の門下生が集う「チェロアンサンブル・グランドコンサート」は残念ながらコロナのために中止。
だが2月に全員参加のリハーサルを行うことができ、配布予定だったプログラムは記念誌として残りました。
特別インタビューとして少年少女たちのヴァイオリンとの出会いや音楽との葛藤を描く人気コミック『Bowing!』。
著者のきゅっきゅぽんにインタビュー。
アマチュアオーケストラで活躍した経験があるという作者の音楽への思いと共に、ストーリーや作中人物のエピソードなども紹介しています。
★好評の連載★
★新連載★ 電気提琴事始 ――私が如何に弾きこなしていったか――
ヴァイオリニストの牧山純子がエレクトリックヴァイオリンの魅力を綴るコラムがスタート。第1回はヴァイオリンとの出会いについて。
●岡本誠司「ベルリンからの手紙」
ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学に留学。アンティエ・ヴァイトハースのもとで学びながら、精力的に演奏活動を行っている岡本誠司の連載。
第8回は「どんな状況になっても、音楽を絶やしてはいけない」。
●宮田大「音楽と、私の大切な時間」
人気実力共に抜群のチェリスト宮田大が「私の大切な時間」を語る。
その第13回(最終回)は「マイナスをプラスに変換!」。次号から始まる新連載についても語ってくれた。
●コンサートマスター長原幸太のオーケストラスタディ
チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》の[後編]。第2〜4楽章の詳細を取り上げる。
●田原綾子の「ヴィオラ武者修行」
東京音楽コンクールで優勝し、リサイタル室内楽でも活躍する若きヴィオリストの田原綾子。 パリ・エコールノルマル音楽院を経て、デトモルト音楽大学にてファイト・ヘルテンシュタインのもとで学んでいる。
第8回はデトモルトでの師事するファイト・ヘルテンシュタインのレッスンについて。
★「音のある光景」My Scenery with My Sound
著名アーティストに登場いただき、日々の練習環境やレッスン室、日常の中からの音へのかかわりや発見などについて、音と人とのかかわりについて語っていく。
第5回はチェリスト 海野幹雄が登場。
●柏木真樹「ヴァイオリン習得術革命 〜誤った常識を打ち破れ」
これまで当たり前に行ってきたヴァイオリンの練習方法に誤りはないか? ヴァイオリン指導者の柏木真樹が、骨や筋肉などの身体の仕組みから、効果的な演奏方法を考察する。
今号は、「日常の意識、身体の使い方と楽器の演奏」について。「レッスンを受けられないときの練習」についても取り上げる。
●「低音ジャーナル」
コントラバスとループステーションを駆使し、新しい可能性を追求するBASSE PLANTEを紹介。
●グスタフのCDぶらり旅
今号取り上げるのは、バイエルン放送交響楽団首席コントラバス奏者、ウィース・ド・ブフによる「3弦コントラバスを使ったボッテジーニ協奏曲」。
●加藤正幸の「BassQ→A! HYPER弓付の極意」
ドヴォルジャークの交響曲第7番第4楽章を取り上げる。
●森武大和の「ウィーン コントラバシスト演奏日記」
オーストリア・ウィーン放送交響楽団での演奏家としての日々を語る。第9回は「ウィーン放送響の仕事と環境」。
●森元志乃の「ヴァイオリン基礎テクニック、リターンズ!・2」
「1回5分で上達する基礎練習」の章を経てスタートした「スケールを弾いてレベルアップする」。今号は番外編として、和音と和声について取り上げる。
●白瀬ゆりの「音程をきたえる」
不安定な音程のその理由を探り、安定した音程を取るための練習を提案する。第7回は「開放弦で伴奏する」。
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩による「ヴィオラのオーケストラスタディ」。 今号の課題はマーラーの交響曲第1番《巨人》。
●新連載・黒川正三の「オーケストラの魅力と技術」
「チェリストのための基礎講座」の新シリーズ。 オーケストラを演奏するノウハウと、その楽しさについて語る。 第3回はシューベルトの交響曲第8番《未完成》を解説。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
チェロ歴7年の受講生が陽子先生の指導のもと、課題曲に取り組む。 今号はサン=サーンスの《白鳥》。molto legatoで美しく!
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
ヴァイオリニスト川畠成道が演奏活動の日々を綴るエッセイ。今号のテーマは「表現の可能性と、その“選択”」。
●老舗弦楽器専門店の工房から
弦楽器専門店の老舗・文京楽器。製作者としても評価の高い敏腕・堀悠基社長による連載。14回目は「セットアップの話」
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
身体と楽器との良い関係について取り上げている。今号のテーマはペドロ・デ・アルカンターラによる「インテグレイテッド・プラクティス」について。
●「遠藤紀代子の一筆エッセイ」
ヴァイオリニストで指導者の遠藤紀代子が、日々感じたことを綴る一筆エッセイ。 今号は、J・S・バッハ:無伴奏パルティータ第3番「プレリュード」にまつわる話題。
ヴァイオリニストの牧山純子がエレクトリックヴァイオリンの魅力を綴るコラムがスタート。第1回はヴァイオリンとの出会いについて。
●岡本誠司「ベルリンからの手紙」
ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学に留学。アンティエ・ヴァイトハースのもとで学びながら、精力的に演奏活動を行っている岡本誠司の連載。
第8回は「どんな状況になっても、音楽を絶やしてはいけない」。
●宮田大「音楽と、私の大切な時間」
人気実力共に抜群のチェリスト宮田大が「私の大切な時間」を語る。
その第13回(最終回)は「マイナスをプラスに変換!」。次号から始まる新連載についても語ってくれた。
チャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》の[後編]。第2〜4楽章の詳細を取り上げる。
●田原綾子の「ヴィオラ武者修行」
東京音楽コンクールで優勝し、リサイタル室内楽でも活躍する若きヴィオリストの田原綾子。 パリ・エコールノルマル音楽院を経て、デトモルト音楽大学にてファイト・ヘルテンシュタインのもとで学んでいる。
第8回はデトモルトでの師事するファイト・ヘルテンシュタインのレッスンについて。
著名アーティストに登場いただき、日々の練習環境やレッスン室、日常の中からの音へのかかわりや発見などについて、音と人とのかかわりについて語っていく。
第5回はチェリスト 海野幹雄が登場。
●柏木真樹「ヴァイオリン習得術革命 〜誤った常識を打ち破れ」
これまで当たり前に行ってきたヴァイオリンの練習方法に誤りはないか? ヴァイオリン指導者の柏木真樹が、骨や筋肉などの身体の仕組みから、効果的な演奏方法を考察する。
今号は、「日常の意識、身体の使い方と楽器の演奏」について。「レッスンを受けられないときの練習」についても取り上げる。
●「低音ジャーナル」
コントラバスとループステーションを駆使し、新しい可能性を追求するBASSE PLANTEを紹介。
●グスタフのCDぶらり旅
今号取り上げるのは、バイエルン放送交響楽団首席コントラバス奏者、ウィース・ド・ブフによる「3弦コントラバスを使ったボッテジーニ協奏曲」。
●加藤正幸の「BassQ→A! HYPER弓付の極意」
ドヴォルジャークの交響曲第7番第4楽章を取り上げる。
●森武大和の「ウィーン コントラバシスト演奏日記」
オーストリア・ウィーン放送交響楽団での演奏家としての日々を語る。第9回は「ウィーン放送響の仕事と環境」。
●森元志乃の「ヴァイオリン基礎テクニック、リターンズ!・2」
「1回5分で上達する基礎練習」の章を経てスタートした「スケールを弾いてレベルアップする」。今号は番外編として、和音と和声について取り上げる。
●白瀬ゆりの「音程をきたえる」
不安定な音程のその理由を探り、安定した音程を取るための練習を提案する。第7回は「開放弦で伴奏する」。
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩による「ヴィオラのオーケストラスタディ」。 今号の課題はマーラーの交響曲第1番《巨人》。
●新連載・黒川正三の「オーケストラの魅力と技術」
「チェリストのための基礎講座」の新シリーズ。 オーケストラを演奏するノウハウと、その楽しさについて語る。 第3回はシューベルトの交響曲第8番《未完成》を解説。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
チェロ歴7年の受講生が陽子先生の指導のもと、課題曲に取り組む。 今号はサン=サーンスの《白鳥》。molto legatoで美しく!
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
ヴァイオリニスト川畠成道が演奏活動の日々を綴るエッセイ。今号のテーマは「表現の可能性と、その“選択”」。
●老舗弦楽器専門店の工房から
弦楽器専門店の老舗・文京楽器。製作者としても評価の高い敏腕・堀悠基社長による連載。14回目は「セットアップの話」
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
身体と楽器との良い関係について取り上げている。今号のテーマはペドロ・デ・アルカンターラによる「インテグレイテッド・プラクティス」について。
●「遠藤紀代子の一筆エッセイ」
ヴァイオリニストで指導者の遠藤紀代子が、日々感じたことを綴る一筆エッセイ。 今号は、J・S・バッハ:無伴奏パルティータ第3番「プレリュード」にまつわる話題。
★注目の記事★
●カフェ・ドゥ・室内楽 室内楽の極意【43】
アルテミス・カルテットや元アルバン・ベルク弦楽四重奏団のギュンター・ピヒラーに学び、ドイツを中心に活躍するヴィジョン弦楽四重奏団を取材。
アルテミス・カルテットや元アルバン・ベルク弦楽四重奏団のギュンター・ピヒラーに学び、ドイツを中心に活躍するヴィジョン弦楽四重奏団を取材。
●室内楽トピックス
神奈川県民ホール開館45周年記念を記念して行われた、一柳慧プロデュース、フラックス弦楽四重奏団のコンサートの模様をレポート。
神奈川県民ホール開館45周年記念を記念して行われた、一柳慧プロデュース、フラックス弦楽四重奏団のコンサートの模様をレポート。
結成12年、TSUKEMENがCD『JITAN(じたん) Classic』をリリース。その思い入れとこのCDに掛ける実験的試み、伝えたいことなどを熱く語る。
●復興へ、日本&東北
本誌2017年6月号に登場した高見秀太郎さん。その後、宮城教育大学教職大学院に進学し、昨年度修了。東北で学び、被災地で行ってきた活動から感じたことを綴る。
●アマチュアオーケストラを訪ねて[46]
早稲田大学交響楽団のOBOGが中心となり、2016年に結成されたフィルハーモニック・ソサィエティ・東京を取材。
●TOPICS 他
毎号、音楽業界を中心とした興味深いできごとをご紹介するトピックス。
今号ではコロナウイルスの影響で劇場が閉鎖された2月末〜3月のウィーン「音楽が消えた音楽の都」、注目を集めたJASRAC裁判「音楽教室における音楽著作権使用料徴収について」の判決を巡って、京都の青山音楽記念館バロックザールで3月7日に授賞式が行われるはずだった「2019年度第29回青山音楽賞」についてレポート。また5月に予定されていた来日がこの世界状況の中、延期となったチェリストのジョヴァンニ・ソッリマからのメッセージも掲載しています。
また、「日本センチュリー交響楽団/動画配信によるオーケストラ演奏と音楽家」と題し、コロナ禍が広まりはじめ演奏の場を失っていった楽員たちが行ったさまざまな活動と願いについてレポートした(3月)。ほか、コンサートレポートとして「聴衆のいない3月」も掲載。
毎号、音楽業界を中心とした興味深いできごとをご紹介するトピックス。
今号ではコロナウイルスの影響で劇場が閉鎖された2月末〜3月のウィーン「音楽が消えた音楽の都」、注目を集めたJASRAC裁判「音楽教室における音楽著作権使用料徴収について」の判決を巡って、京都の青山音楽記念館バロックザールで3月7日に授賞式が行われるはずだった「2019年度第29回青山音楽賞」についてレポート。また5月に予定されていた来日がこの世界状況の中、延期となったチェリストのジョヴァンニ・ソッリマからのメッセージも掲載しています。
また、「日本センチュリー交響楽団/動画配信によるオーケストラ演奏と音楽家」と題し、コロナ禍が広まりはじめ演奏の場を失っていった楽員たちが行ったさまざまな活動と願いについてレポートした(3月)。ほか、コンサートレポートとして「聴衆のいない3月」も掲載。
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